83-84本目

マチェーテ ★★★

マチェーテ、メールしない」
ロドリゲス映画はいつも構成要素やアイデアだけみると物凄く面白そうで好みのはずなんだけど、実際に観ると、アイデアが消化しきれてないのが殆どで、がっかりさせられることが多い。プラネットテラーしかり、シン・シティしかり…。ただ要所要所の立ち姿や決め台詞については、そこはなかなか気合が入っていてカッコ良かった。
トム・サヴィーニの登場シーンが面白すぎる。
しかし、この映画がそんなにタイムラグが無く劇場で観れるのは幸せだねえ。

リトル・ランボーズ ★★★


ランボーを観て『スウェーデン製(Sweded)』映画をつくる話。

なぜ自家製リメイクをスウェーデン製というのかというと、『僕らのミライへ逆回転(Be Kind Rewind)』というミシェル・ゴンドリーの映画が元ネタだ。

『僕らのミライへ〜』では、磁気の事故で務めているレンタルビデオ屋のビデオが全て消えてしまい。困っている店員が友人と消えてしまった映画を自分たちで撮り直すという話なんだけど、
そのお粗末な自家製リメイクビデオを借りたヤンキーに、
「なんかこの”ロボコップ”面白いけどなんか違うな」
とか言われて、
「いや、これスウェーデン製だから」
と苦し紛れに言ったのが始まり。

面白いのが、この映画を観た人たちが登場人物を真似してスウェーデン製(Sweded)をつくり始めた所だ。youtubeなんかで(Sweded)で検索すると、たくさんの”スウェーデン製”映画がヒットして面白い。
なーんて思ってyoutubeで検索していたら、この「リトル・ランボーズ」内の”スウェーデン製”映画を撮影しているシーンの”スウェーデン版”を発見した。こういう馬鹿な考えは大好き。

で、『リトル・ランボーズ』なんだけど、ちょっと期待してたよりもファンタジーな感じで、あまり好みでは無かったけど、テレビも観たことが無い少年が『ランボー』を観た後に叫びながらがむしゃらに走って行くシーンには不覚にも感動してしまった。映画の感動とはまさにこういうものだよね。ジャッキー映画を観た後は強くなった気がするし。