141本目

カールじいさんの空飛ぶ家(3D字幕版) ★★★★★

多分ほとんどの人間が観て楽しめるだろう傑作。冒頭シーン、いや、本編前のお楽しみショートフィルムの段階でだだ泣きだった。ショートフィルムは台詞なし、本編も最初の回想シーンは台詞が無いんだけど、それでも登場人物の心情が、全て読み取れる描写は圧巻。さすがピクサー
小物の使い方、細かいストーリーの伏線回収、キャラクター描写とかピクサーはこの手の模範的演出をやらせたら世界一だろうなあ。しかも無駄が一切ない。
じいさんの旅に道連れになる少年を取り巻く家庭環境とか、劇中でのセリフが本当に最小限だけど、理解できてしまう。うーん、流石だ。

3Dを強調しすぎた描写もないんで2Dでも同じ感動を味わえると思う。家が飛ぶシーンの風船が、ばあーっとなるトコとか、色といい素晴らしかったなあ…。