20本目
すべて彼女のために ★★★
プロット的はリーアム・ニーソンの「96時間」と似ている。ただ違うのが、話の推進力。「96時間」のリーアム・ニーソンが観客を置いていくほどのスピードで物語を進めていくのに対して、「すべて彼女のために」のヴァンサン・ランドンはあまり進まない。まあ勿論リーアム・ニーソンは今はボディガードで食いつないでいるけど、実は元CIAでまじで怒らせてはいけない人間*1だけど、ヴァンサン・ランドンは普通の国語教師だもんなあ。
娘をほとんど病気なほど愛している強烈なキャラクターのリーアム・ニーソンに敵わないにしても、もう少し、妻を理不尽な理由で投獄された脱力感が描けていればもう少し面白くなったかもしれない。あとは代償を描いていないのが致命的。
