87本目

グッド・バッド・ウィアード ★★★★★

楽しい!
言わずもがな『続・夕陽のガンマン』を下地にしているんだけど、気付くと小難しいことを考えずにただただニヤニヤとスクリーンを見続けていた、そんな映画。

映画の内容は、もうなんでもアリ状態で、わらわら出てくる有象無象のキャラクターもショットガン、ライフル、二丁拳銃、ナイフ、巨大ハンマー、両刃斧、ましてやモーニングスターなんかもでてきてお祭り状態。
この映画に時代考証うんぬんを言うこと自体、非常に「頭が悪い」。それは『スマブラ』や『スパロボ』なんかの矛盾を指摘してるのと同じで、つまりそういう映画。

ストーリーの後半の追いかけっこシーンは前のめりになりそうなぐらい素晴かった、ウィアード(ソン・ガンホ)が乗ったオートバイを馬賊とバッド(イ・ビョンホン)軍団、善玉の賞金稼ぎ(チョン・ウソン)それに日本軍までが必死に追いかけるのよ。もうね、チョン・ウソンが馬に立ち乗りでショットガンで日本軍を倒しまくるシーンなんて幸せすぎるだろ。だって撃つたびにショットガンをくるくるリロードすんだぜ、うひょー。
しかもラストシーンも黒澤の『用心棒』を髣髴とさせる画で終わる。ハッピーだ。
映画とは関係ないけど、非常に悲しいのは客席が女性客ばっかりだったこと。なんで?

用心棒<普及版> [DVD]

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